渋谷青山通り沿いにオープンしました、山芋の最高峰、自然薯を扱う料理店「tororo」。目指したのは和を意識した様式と、自然を意識した素材使いが混ざり合った、居心地の良い空間作りです。ランチはもちろん、夜はカウンター席でバーの雰囲気も楽しめます。
before-after
大谷石
客席の壁の大部分が石張りとなっています。
使用したのは栃木県で採れる「大谷石」。
こちらの店長さんのご実家が大谷石の産地というご縁で
今回の贅沢な石造りの店内が実現したのです。
場所によって、厚みを変えて陰影をつけたり、フラットにしたり、様々な表情が楽しめるよう、張り方を変えてあります。
ちなみに床から60センチの高さまではかなり黒に近い、濃いめのグレーの塗装です。空間全体をぐっと引きしめています。
カウンター
カウンター材は、こちらも栃木から取り寄せました、無垢サクラ材の1枚板です。やはり自然のものはシンプルに置いただけでも味わいがあります。
カウンター席から見えるバーコーナーにはお酒を並べる飾棚を作りました。こちらももちろん大谷石張りです。
飾棚の下は扉付きの収納になっているのですが、
こちらの扉も客席に合わせて、床から高さ60センチまではグレーの塗装、その上は大谷石張りと、凝った造りになっています。
座敷
ちょっとゆっくりお食事されたいお客様は、お店の一番奥、お座敷席へ。テーブル席からは竹の格子で緩やかに遮られ、食卓の下には足が伸ばせるように堀を入れてあります。
実は私もこちらの席でお食事させていただきました。寛げますよ。
この格子の竹は、ススダケ。古ーい日本家屋の囲炉裏の上の天井に張られていたもので、年月を経て、燻されて、味わい深い飴色になっています。
こちらももちろん、栃木産です。
powder room
便器はタンクレスでスリムかつスタイリッシュに。
全体的に「敢えてさびれた感じに」というご要望で、華美な装飾はいっさいなしのシンプルなインテリアです。
明かりは便器横のフットライトと鏡上の電球のみで暗めにし、水栓もあえて機能性を重視せず、昔からあるタイプのものにしてあります。
そんな中で現代的なタンクレストイレと色鮮やかな洗面ボウルがアクセントとなって、一歩間違うと「殺風景」になってしまう全体をうまくまとめています。
スピーカー
こちらのお店、店内に流れる音楽が美しい!
その秘密は・・・
座敷とバーコーナーに埋め込まれているスピーカー。
実はこちらも大谷石を使用したもので、なんと、店長さんのお父様がが作られています。
熟練の技でブロック状の大谷石をくりぬき、スピーカーの機械をはめ込んであるそう。写真では壁にきれいにはめ込まれているので分らないのですが、このスピーカーを固定している板材の裏には、くりぬかれたブロック状の大谷石が埋まっているわけです。
今回大谷石の壁に埋め込むことで、壁全体が反響するようになっているそうです。
他ではなかなか聞くことのできない美音。一聴の価値あり!
ありがとうございました!
Infomation
tororo
青山通り沿い、こどもの城近くのファーストキッチンのあるビルの地下です。ぜひぜひ皆様お越し下さい。おいしい料理に素敵な音楽。大谷石のマイナスイオン効果で癒されること必須です。



